ヴィンテージファッションが再び注目を集める中、その魅力と最新のトレンドを紹介します。
スタイリストの熊谷隆志がディレクションする「ウィンダンシー(WIND AND SEA)」は12月22日、東京・駒沢に構えていた店舗を中目黒にある熊谷本人のスタジオに移転オープンする。約73平方メートルの新店舗は、白を基調としたミニマルな空間だ。以前置いていたビンテージアイテムなどは置かず、「ウィンダンシー」の商品のみを置く。
オープン日には、せーのが手掛ける「#FR2(エフアールツー)」とコラボレーションしたアイテムと、開店記念の店舗限定アイテムのみを置く。オープン前日に行われた内覧会で熊谷隆志は「新店では『ウィンダンシー』に集中する。そのこけら落としが『#FR2』とのコラボだ。『#FR2』を手掛ける石川涼せーの社長とは普段から交流もあり、今後アジアのファンを増やしたいと思っている『ウィンダンシー』にとって、アジアでも人気の『#FR2』とのコラボは必至だった」と語る。内覧会に居合わせた石川涼せーの社長は「コラボアイテムはブランド名の “SEA”を“SHE”にしたりとパロディーが中心」と説明する。新商品は今後、不定期に発売する他、毎月さまざまなブランドとのコラボ商品を販売していく予定だ。新作は、「ウィンダンシー」のインスタグラムアカウントで随時発表する。
「新店舗は服が目立ちやすいよう、できるだけシンプルな空間にした。スペースは什器など自由に移動できるようにしたので、写真展などさまざまなことにも使っていきたい」と熊谷ディレクター。ブランドの今後については「現状は日本の他、台湾や香港で少しずつ認知が広がってきているが、これからはもっとアジアを巻き込んでいきたい」と語った。